PIEF出資先のマイクロ波化学株式会社は、深刻化する食品ロスの解決に向けて、マイクロ波プロセスを活用した解凍技術の開発に着手いたしました。
現在、日本における食品ロス量は約600万tで、内訳は家庭系約276万t、事業系約324万tと推計されています。事業系の中で約182万tを占める外食産業や食品小売業におけるSDGs目標達成への一つの取り組みとして、近年、冷凍食品の活用拡大が挙げられており、そのラストワンマイルに相当する解凍技術への注目が高まっています。しかしながら、従来の電子レンジでは、さまざまな素材が入った弁当などを均一に解凍することが困難でした。
そこで、“マイクロ波×冷凍食品”で食品ロス問題を解決すべく、業務用電子レンジで実績のあるパナソニック株式会社 アプライアンス社 キッチン空間事業部の協力の下、実証実験を実施。マイクロ波化学のマイクロ波プロセスのノウハウを活用することで弁当全体を均一に解凍する技術の可能性を見出しました。
マイクロ波化学は、2023年早々に本技術を外食産業や食品小売業へ導入することを目指し、本格的に解凍技術の開発に着手し、社会課題である食品ロスを解決する一助となるよう取り組んでまいります。
詳細は以下をご覧ください。
マイクロ波化学プレスリリース
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