PIEFの出資先である株式会社ポケットマルシェは、2022年4月25日(月)に社名を「株式会社雨風太陽」へ変更しました。これまでの「産直ECの会社」から「都市と地方をかきまぜる会社」に変わります。
社名を「雨風太陽」に変更する背景、想いについて、株式会社雨風太陽の高橋博之代表は以下のように述べています。
—————————————-
東日本大震災の被災地で、私は、互いの強みで互いの弱みを補い合う被災者と支援者の関係を目にしました。そこから「都市と地方をかきまぜる」というコンセプトを考案し、都市と地方のあいだに「関係人口」を生み出すことで、「疲弊する都市」と「衰退する地方」双方の課題解決を目指してきました。2013年7月に生産者のストーリーを伝える食べもの付き情報誌「東北食べる通信」を創刊し、2016年9月には産直アプリ「ポケットマルシェ」をスタートするなど、「食」の領域で生産者と消費者をつないできた結果、全国約6,700名の生産者ネットワークを築くに至りました。
コロナ禍を経て人流が復活しつつある今、私たちは生産者と消費者の接触面積を拡大するために、「都市と地方をかきまぜる」をミッションに掲げ直し、全国各地の生産者を起点に「食」以外にも事業領域を拡大します。生産者が都市住民に提供できる価値は、食べものの他にも再生可能エネルギーや農漁業体験などがあります。私たちは、生産者のさらなる所得向上に寄与し、さらには、雨や風、太陽のように地域社会に循環をもたらし、活性を促していきます。そうなれば、その土地固有の自然、歴史、風土を背景に、文化的独自性と経済的自立性を持った多様な地域が百花繚乱する日本を、未来に残していく道が開けると確信しています。
また、「都市と地方をかきまぜる」新たな取り組みとして、「地方留学事業」を立ち上げます。本事業では、生産者のもとで自然に触れ、命の大切さを学ぶ「親子向け地方留学プログラム」を開催します。プログラムは体験・宿泊・地域内移動を含むもので、2024年中には1,000家族以上の受け入れを目指します。
2022年度は、試験的に地方留学プログラムを子どもの夏休みのタイミングに合わせて実施することを計画しています。候補地は、岩手県内4市町(遠野市・花巻市・釜石市・大槌町)です。プログラムの詳細や申込受付については、5月下旬〜6月上旬に発表を予定しています。
—————————————-
なお、これまでのコア事業であった産直EC事業としての「ポケットマルシェ」は、引き続き株式会社雨風太陽のコア事業であることは変わらず、サービス名は「ポケットマルシェ」から変わらずさらなる拡大を目指しております。
詳細は以下をご覧ください。
雨風太陽プレスリリース
地方留学事業について