株式会社インスパイア・インベストメント(本社:東京都港区、代表取締役社長:芦田邦弘)は、株式会社ユネクス(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:貴田昭和)が実施した第三者割当増資による新株の一部引受けを完了しました。
ユネクス社は、動脈硬化の前段階である血管内皮機能障害を、生体を傷つけることなく簡易に計測できる動脈硬化測定装置をはじめ、医療検査装置の研究開発・製造販売を行っております。
従来の動脈硬化測定装置では、ある程度症状が進行している状態の検出しかできませんでした。また、FMD(注1)と呼ばれる動脈硬化の初期段階における血管内皮細胞の健康状態(血管の傷付き易さや柔軟性)の測定は、汎用の高価な超音波エコー装置でも計測可能なものの、測定に手間がかかり高度な技術が必要であったため、その普及は限定的でした。
ユネクス社では、安価でリアルタイム、自動計測可能な専用FMD検査装置の開発に成功。2005年には薬事承認を得て販売開始しております。
このユネクス社の動脈硬化測定装置は、すでに大学病院を中心に各機関で高評価を得ており、販売実績があります。今後予想される莫大な医療費増加への対応やメタボリック症候群への対策などの社会的問題を背景に、一般病院のみならず研究用途から人間ドックなどの健康診断市場への普及も期待されます。
インスパイア・インベストメントは出資を機に、インスパイアグループのネットワークを利用した販売支援などを中心に、「ハンズイン」支援を行ってまいります。
【会社概要】
会社名:株式会社ユネクス
本社:愛知県名古屋市
代表者:代表取締役社長 貴田 昭和
資本金:5億66,195千円
設立:2003年11月
事業内容:医療検査装置の開発および販売
URL:http://www.unex.co.jp/top_jpn.html
【本件問い合わせ先】
株式会社インスパイア・インベストメント
岡庭輝幸
TEL: 03-5549-4366
FAX: 03-5549-4306
(注1) FMD(Flow-Mediated Dilation):腕の血流を5分間圧迫、開放した際の動脈の内径の変化を、超音波エコーを用いて計測。圧迫前と後の上腕動脈の直径を計測し、その増加率を示す指標のこと。