INSPiRE Mutualistic Symbiosis Fund 1投資事業有限責任組合(以下「IMSF」)は、フンドーキン醬油株式会社(本社:大分県臼杵市、代表取締役:小手川強二、以下「フンドーキン」)が保有する株式会社AFC(以下「AFC」)株式の一部を譲受しました。
1861年の創業以来、「本物の味ひとすじ」をモットーに味噌・醤油・ドレッシング等の調味料を生産するフンドーキンは、成長著しいASEAN市場に向けた事業推進を担う戦略的子会社として、2019年1月にAFC(ASEAN Fundokin Corporationの意)を設立致しました。
AFCは、これまで主にマレーシアを拠点として事業開発を進めており、2022年には現地合弁会社であるFundokin Yakin Sdn. Bhd.(Fundokin Yakin)より、同社が製造したマレーシアのJAKIMハラール認証を取得した4種類のドレッシングやソースを発売開始、更にはマレーシアのみならず周辺のASEAN各国や中東などのイスラム圏に向けて、輸出拡大も進めております。
インスパイアでは、2014年よりフンドーキンに対して伴走型事業支援を実施してきており、立命館アジア太平洋大学との文系型産学連携による商品開発や、フンドーキンにおけるハラール認証本醸造醤油・味噌の製造販売などを共に実現してきました。AFCに対しても、2019年の設立時にPIEF※1より合弁設立出資を行い、マレーシア内外における一連の活動をともに担って参りました。
今後も、AFCを通じてフンドーキンのASEANを起点とした世界市場展開を加速させるべく、更なる商品開発や各国での販路拡大を進める上で、引き続きインスパイアからの伴走支援に対してフンドーキンからの要請があり、この度、フンドーキンの保有するAFC株式の一部譲渡を受ける形で、新たにIMSFからAFCに出資することとなりました。
ASEANのみならず世界において、日本の食文化が拡大・浸透していく中で、醤油・味噌といった基礎調味料は日本の食の根幹を支えるものであり、日本の食文化の価値を生かしつつ現地市場及び消費者への適応を果たしていく、「Made by Japan, Made from Japan※2」を牽引する役割として、AFCの躍進を引き続き支援して参ります。
※1 PIEF : PNB INSPiRE Ethical Fund 1 投資事業有限責任組合 (インスパイアとマレーシア最大の投資会社であるPermodalan Nasional Berhad (PNB)との合弁会社が運用する本邦初のイスラム法適格ファンド)
※2 Made from Japan : 日本産食材や食品を原材料として、世界で食品を生産すること。AFCでは、フンドーキンで生産されたハラール本醸造醤油をマレーシアに輸出し、AFC製品の原料の一部としています。
【会社概要】
会社名:株式会社AFC
所在地:大分県臼杵市
代表者:代表取締役社長 小手川 励人
設 立:2019年1月29日
資本金:49.5百万円
【本件問い合わせ先】
株式会社インスパイア・インベストメント
藤本 学
TEL:03-66418-1091